成年後見基礎研修01

初回ということで、民法の後見制度に関係した部分を中心とした講義でした。
 
民法には「契約自由」や「自己責任」の原則があり、「小さなウソ」は許されてしまうのが現実のようです。「ウソ」といってしまうと穏やかではありませんが、取り引きの場において「駆け引き」は日常的に行われています。「これ以上値下げしたら首くくるようですわ」というセリフを聞いて、ほんとうに実行すると思う人はいないでしょう。
 
しかし、子どもにまで駆け引きを要求するのは無理がありますから、ある程度の契約をする場合などには、法定代理人である親権者(原則的には保護者)が代理人となるか、もしくは承諾を与えることになります。未成年者が本を売るときやアルバイトをするときなどに、保護者のハンコを求められるのはそのためです。そして、何らかの事情で親権者がいない未成年には、「未成年後見人」がついて保護することになります。
 
この考えを成人にまで広げたのが「成年後見」です。認知症の人などが「被後見人」等(保護される人)と判定されると、未成年と同じように、契約を結ぶ能力に制限がかかります。そして、それを補完するのが「成年後見人」等(保護する人)です。具体的には、本人(被後見人)に代わって施設へ入所する契約を結んだり、預貯金の管理をしたりします。
 
超高齢社会の中にあっては、なくてはならない制度でしょう。しかし、利用している人はまだ少ないようです。いろいろと問題もあるようですが、その点については今後の研修を受けながらじっくり考えていこうと思います。
 

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ブログから本が生まれました!


「相続を気軽に学べる解説書を」ということで、八王子の行政書士・社労士の井出さん(至誠法務労務サポート代表)と一緒にコツコツと書き溜めたブログが、1冊の本になりました。
 100の題材を「相続」「遺言」「成年後見」「終活」の4章に分け、各タイトルは五七五の川柳形式にしてあります。口語調の解説文が「わかりやすい!」と評判です。

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はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……