成年後見基礎研修02

今回は前半と後半で科目が分かれていました。1時限目は「成年後見の概論と事例」について。
 
実際に後見や保佐の審判を申し立てた際の書類を参考資料として、押さえるべきポイントなどについて詳しい解説を聞くことができました。講師の方は、必要としている人にとって使いやすい後見制度にしようと日々努力されているようで、家裁の調査官や弁護士とも真っ向勝負をされているようです。ちなみに、行政書士が申立書の作成を業務として請け負っても問題ない、という趣旨の発言もされていました。
 
現状での問題点としては、診断書の作成料や鑑定料が申立費用の大半を占めていることを挙げられていました。たしかに、認知症を原因として要介護の認定がされているにもかかわらず、わざわざ診断書を作成してもらうのは無駄なようにも感じられます。そもそも、要介護認定の際に「要後見」や「要保佐」などの判定もできれば、家裁の手間が省けて審判が早く決定するうえに、費用も低く抑えられるとのことでした。
 
また、「『仮に意識が正常に戻ったとしたら、本人はどう判断するか』を意識して業務に取り組む」というお話をされていたのも印象的です。財産の管理というと無駄をなくすことばかり考えてしまいそうですが、本人が生きるためにつかうものなのですから、なんでもかんでも節約すればよいというものでもないでしょう。
 
ライフプランも合わせて考え、家族だけでなく本人も納得できる形での支援をしていくことが大切なのではないかと感じました。
 

NoImage

ブログから本が生まれました!


「相続を気軽に学べる解説書を」ということで、八王子の行政書士・社労士の井出さん(至誠法務労務サポート代表)と一緒にコツコツと書き溜めたブログが、1冊の本になりました。
 100の題材を「相続」「遺言」「成年後見」「終活」の4章に分け、各タイトルは五七五の川柳形式にしてあります。口語調の解説文が「わかりやすい!」と評判です。

ABOUTこの記事をかいた人

はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……