成年後見基礎研修03

前回の続きです。2時限目は「身上監護・関連福祉制度」について。
 
後見人等に選ばれた後で実際にどのような関わり方をしていくのか、という点についての説明でした。原則的には後見人が身の回りの世話までするわけではないので、介護保険サービスなどを利用して被後見人(本人)が援助を受けられるように手配します。
 
被後見人が要介護認定を受けていなかった場合は、その申請をします。そして、ケアマネジャー(要支援の場合は地域包括支援センター)にケアプラン(介護予防ケアプラン)を作成してもらい、本人にとって最適な介護保険サービスが受けられるようにします。
 
このとき、被後見人は申請や契約といった法律行為をすることができませんから、後見人が代理で手続きを進めていく必要があります。そもそも、成年後見の申し立てには、「本人を施設に入居させるために代理で契約を結べる人間を選ぶ」という場合も多いようです。
 
後見人はケアマネジャーなどと相談し、本人の経済状況も踏まえつつ後見プランを立てていきます。そして、本人が快適に暮らしていけるよう、定期的に面会をして、改善すべき点は改善していく必要があります。もちろん、介護サービス事業者への要求なども、本人に代わって伝えていかなければなりません。
 
やはり、本人の利益を守るのはもちろん、本人の意思を尊重することも忘れてはいけないようです。考えてみると、サービス業に共通する考え方なのではないでしょうか。とくに相談を受けるときなどは、いわゆる「上から目線」にならないように気をつけようと思いました。
 

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はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……