成年後見について

成年後見の研修を受けていると、受講生の中に年輩の方がけっこういることに気づきます。中には80代なのではないかという方も数名はいます。その年で新しいことを学ぼうとする姿勢には頭が下がるものの、実際に成年後見人となって業務を遂行していけるかどうかという点になると、疑問を感じずにはおれません。かくしゃくとしている方もいらっしゃいますが、足元がおぼつかないような方もいらっしゃいます。
 
被後見人と数年単位で付き合っていくことを考えると、たいへん失礼な話ではありますが、「最後まで持つのかな?」という心配をしてしまいます。そもそも、自分では手続きのできない被後見人に代わっていろいろと動き回らなければならないのですから、そこそこの体力が必要なはずです。
 
映画『ドラゴン・タトゥーの女』の前半で、主人公のリスベットがとんでもない災難にあうのも、元はといえば後見人が病気で倒れてしまったことが原因でした。もちろん、若い人でも病気で倒れる可能性はあります。しかし、年とともに危険性は確実に上がっていくのですから、やはり後見人にはある程度の年齢制限を設けたほうがよいのではないでしょうか。
 
「本人の意思を尊重する」という後見制度の理念からすると、年齢の近い人のほうが本人の気持ちに共感しやすいため、よりふさわしいような気もします。しかし、体力的な面を重視するなら、65歳くらいが限界なのではないでしょうか。まあ、あくまでも個人的な意見ではありますが……。
 

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ブログから本が生まれました!


「相続を気軽に学べる解説書を」ということで、八王子の行政書士・社労士の井出さん(至誠法務労務サポート代表)と一緒にコツコツと書き溜めたブログが、1冊の本になりました。
 100の題材を「相続」「遺言」「成年後見」「終活」の4章に分け、各タイトルは五七五の川柳形式にしてあります。口語調の解説文が「わかりやすい!」と評判です。

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はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……