原発賠償について20

南相馬市の中で、昨年の9月末に賠償終期を迎えている区域について。
 
福島第一原発の北側に位置する南相馬市は、放射線量の数値などに応じていくつかの区域に分かれています。
 
南相馬市(イメージ)
南相馬市
 黄色線:原発から30km
 赤色線:原発から20km

赤い部分は警戒区域、橙色の部分は計画的避難区域でした。これらの区域は4月16日より見直され、現在は3段階の区域に分けられています。そして、賠償の終期はまだ決まっていません。
 
黄色の部分は旧緊急時避難準備区域です。この区域の賠償が平成24年8月末で終了することは、前回の記事で説明しました。
 
白い部分については、平成23年9月30日の時点で賠償終期を迎えています。つまり、この地域に住居のある人は、避難を続けていたとしても、精神的損害に関しては賠償を打ち切られています。避難をしていた時期にもよりますが、少ない人だと10万円で終わっている可能性もあります。
 
ただし、18歳以下と妊婦に関しては、「中間指針追補(自主的避難等に係る損害について)」を踏まえて、40万円が追加で支払われることになりました。南相馬市は自主的避難等の対象となった23の市町村に入っていないものの、この措置によって賠償額の逆転は押さえられているようです。
 
第3回の請求書をよく読めば書いてあることなのですが、私は本日まで理解していませんでした。当事者でも気づいていない可能性があるので、このような記事を書いてみます。
 
【関連記事】
原発賠償について19(旧緊急時避難準備区域の賠償終期)
原発賠償について11(自主的避難等 その1)
原発賠償について12(自主的避難等 その2)
 

南相馬市

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