許認可業務の大切さ

開業したてのころは、許認可業務をほとんど意識していませんでした。そのころ読んだ開業関連の本には、「許認可の分野は昔からの行政書士が担当しているので新規参入は難しい」みたいなことが書いてあったような気がします。ほかにはとくに情報がなかったもので、「そんなものか……」と考えていました。
 
しばらくして、相談会などでは圧倒的に相続の話題が多いという話を聞き、なんとなく相続業務の勉強や営業に力を入れ始めました。特定の人が顧客を独占するのは難しい分野ですから、がんばれば入り込む余地があるような気もしましたし。とはいえ、個人を相手にする業務だけに単発で終わってしまうという難点を指摘する人も多く、私もそれだけで事務所を経営していくのは危険だろうと感じていました。
 
許認可が事務所の中心業務になり得ると感じ始めたのは、産廃の申請を経験したころでしょうか。どの業界にも横のつながりがありますので、やりようによっては食い込んでいけるのではないかと。また、信頼を得られれば、更新に限らず細かい点で相談を受けるようになるという話も聞きます。
 
やはり継続性や安定性の面では、遺言や相続よりも優れているといえるでしょう。許認可を始めとした継続案件である程度の利益を確保しつつ、相続などの単発案件で臨時収入という経営が理想なのかもしれません。
 
ただ、どちらも扱っている業者の多い分野ではありますから、価格競争には巻き込まれないように気をつけます。安さに代わる価値を確立できると強いのでしょうが、その点についてはまだまだこれからですね。
 

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ブログから本が生まれました!


「相続を気軽に学べる解説書を」ということで、八王子の行政書士・社労士の井出さん(至誠法務労務サポート代表)と一緒にコツコツと書き溜めたブログが、1冊の本になりました。
 100の題材を「相続」「遺言」「成年後見」「終活」の4章に分け、各タイトルは五七五の川柳形式にしてあります。口語調の解説文が「わかりやすい!」と評判です。

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はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……