減価償却とは

突然ですが、減価償却について解説してみます。
 
わかりやすくするために、耐用年数などの数字は法定のものを無視して設定しました。金額も「だいたい」です。あくまでもイメージだとお考えください。
 
法人や個人事業主に対する税金は、基本的には売上から経費と各種控除(経費等)を引いた額に課されます。ですから、A社とB社を比べた場合、売上は同じでも経費が異なるため、支払う法人税にも差が出てきます。(均等割などは無視)
 

売上 経費等 課税価額 法人税(22%)
A社 800万円 300万円 500万円 110万円
B社 600万円 200万円 44万円


このように、経費が増えるほど支払う税金は減るのですが、建物などの固定資産を始めとして、高額で何年か使い続けるものに関しては、購入した金額の全額をその年の経費とすることができません。
 
たとえば、建物の耐用年数を20年と仮定すると、2,400万円の建物を購入したときは、借入の年数や実際に支払った金額に関係なく、1年間に120万円ずつ計上して、20年かけて全額を経費にしていきます。そして、その年までの経費を引いた残りの金額は、その時点における建物の価値として会社の資産になります。
 

新築 1年後 10年後 20年後
減価償却費(経費にできる額) 120万円 120万円 120万円
経費にした額の累計 0円 120万円 1,200万円 2,400万円
資産価値(建物の価値) 2,400万円 2,280万円 1,200万円 1円


こんな感じでしょうか。
 
減価償却のイメージ

これが減価償却の仕組みです。まあ、鉄筋や鉄骨の建物ですと、実際はもっと長い期間で減価償却していくのですが……。

減価償却のイメージ

ブログから本が生まれました!


「相続を気軽に学べる解説書を」ということで、八王子の行政書士・社労士の井出さん(至誠法務労務サポート代表)と一緒にコツコツと書き溜めたブログが、1冊の本になりました。
 100の題材を「相続」「遺言」「成年後見」「終活」の4章に分け、各タイトルは五七五の川柳形式にしてあります。口語調の解説文が「わかりやすい!」と評判です。

ABOUTこの記事をかいた人

はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……