契約の基礎02

01 契約は日常的に結ばれている
 
02 契約の効力はいつ発生するのか
 
「意識していなくても契約を結んでいることがある」と聞くと、「知らないうちにとんでもない契約を結んでしまって、後で困ったことになるのではないか」という心配をされる方もいるのではないでしょうか。
 
たしかに、一部の特別な場合を除けば、とくに契約書などを取り交わさなくても、有効な契約を成立させることはできます。しかし、どんな契約であっても、「当事者双方の合意」がないことには成立しません。たとえば、売買契約であれば、「売ります」に対する「買います」が、雇用契約であれば、「雇います」に対する「働きます」が、それぞれ両方そろって初めて有効なのです。
 
それでは、お店で買い物をする場合などはどうでしょうか。コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどでは、買い物をしている間に店員さんとまったく口をきかないこともめずらしくはありません。しかし、常識的に考えれば、お店が「売りたい」と思って並べている商品を、お客さんが「買いたい」と思ってレジ係に渡していることは明らかです。ですから、たとえ無言でのやり取りであっても、有効な売買契約が成立しているといえるでしょう。
 
このように、契約が成立するときには、必ず相手に対して何らかの意思表示をしているはずです。ですから、契約書をねつ造でもされない限り、まったく身に覚えのない契約を結んでしまうことはありません。
 
ただし、口約束でもたいがいの契約は成立しますので、気軽に約束してしまって後から「そんなつもりではなかった」ということにはならないよう、くれぐれも気をつけてください。
 
03 契約を結ぶときの決まり事

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はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……