契約の基礎13

12 契約書の内容
13 死因贈与と遺贈/返品の取り扱い
 
【コラム 死因贈与と遺贈】
贈与の一種に、「死因贈与」というものがあります。かんたんにいうと、「私が死んだら○○をあげます」という契約で、あげる人が亡くなったときに効力が発生します。契約ですから、受け取る人の「もらいます」という意思表示がないと成立しません。
 
一方、遺言の指示によって、おもに相続人以外の人に財産をあげることを「遺贈」といいます。こちらの場合も、遺言者が亡くなったときに効力が発生し、亡くなった人から特定の人に財産が移転します。しかし、契約ではないので、受け取る人の意思表示は必要ありません。
 
 
【コラム 返品の取り扱い】
たまに、お店で購入した商品を気軽に返品しようとする人を見かけます。売買契約が結ばれ、料金の支払いと商品の引き渡しというお互いの履行も終わっているのですから、商品に傷がついていたなどの特別な事情がない限りは、お店側に応じる義務はないはずです。応じてくれるお店も多いようですが、契約の原則から考えると、かなりの無茶をしていることになります。
 
ちなみに、インターネット通販などでは、返品の可否や条件、そして送料の負担者などがきちんと表示されていなかった場合は、商品到着から8日間に限り、理由を問わずに買主から解除の申し出をすることができます。また、訪問販売などについてはクーリングオフの制度がありますが、いずれも特例的な扱いであり、原則的には一度結んだ契約を一方的に破棄することはできません。
 
14 同時履行の抗弁権/期間の計算
 

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『相続川柳』を読むとなぜ遺言を書いてみる気になるのか、解説動画をYouTubeに投稿してみました。

 

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はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……