契約の基礎17

16 収入印紙
17 契約書の保管/瑕疵担保責任
 
【コラム 契約書の保管】
契約書を作成するときは、当事者の人数分を複写で用意して、そのすべてに署名押印をするのが一般的です。そして、各当事者が1通ずつを保管します。
 
そうしておけば、たとえ相手に内容を書き換えられてしまったとしても、手元の契約書で反論することができます。もっとも、お互いにそれを承知していますから、そもそも書き換えようとする気が起こらなくなるでしょう。
 
また、契約書を手元に置いておくことによって、その内容を確認しやすくなるという利点もあります。
 
ちなみに、正本と副本とで法律的な効果に差があるわけではありません。また、どちらにも印紙を貼る必要がありますので注意が必要です。
 
 
【コラム 瑕疵担保責任】
商品購入後に欠陥(瑕疵)が発見された場合は、一定の期間に限って売主が責任を負うことになります。また、請負工事の完成品に隠れた瑕疵があった場合も、同じように請負人が責任を負わなければなりません。
 
ですから、「画商から絵を購入したのに、著作権が作者に残っていたため自由に展示できなかった」という事例の場合、この画商が責任を負うこともあり得ます。また、渡した原稿に読めない部分があった場合などは、作家が出版社から責任を問われる可能性もあります。
 
ただし、「いざ販売してみたら出版社が期待していたほど売れなかった」という理由では、この責任を負わされることはないでしょう。
 

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ブログから本が生まれました!


「相続を気軽に学べる解説書を」ということで、八王子の行政書士・社労士の井出さん(至誠法務労務サポート代表)と一緒にコツコツと書き溜めたブログが、1冊の本になりました。
 100の題材を「相続」「遺言」「成年後見」「終活」の4章に分け、各タイトルは五七五の川柳形式にしてあります。口語調の解説文が「わかりやすい!」と評判です。

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はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……