知的資産と中核事業の具体例

前回の続きで、「知的資産として最重要視される事業を災害時に最優先で復旧させるべきとは限らない」という話です。
 
例えば、ある食品製造業者には、独自の技術で作って全国のコンビニチェーンに納品しているお菓子と、普通の作り方で近所の介護施設に納品している給食用総菜の事業があったとします。
 
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もちろん、介護事業者とのつながりも大切な知的資産なのでしょうが、やはり会社が存続していくためにはお菓子の製造技術が最重要だと思われます。しかし、災害時の緊急性を考えると、介護施設向けの事業を優先的に復旧させたほうがよさそうです。
 
一時的に売上は激減してしまいますが、東日本大震災のときのように、政府による資金繰り援助の施策なども出てくるでしょう。また、コンビニ向けのお菓子が独自性を持っているのであれば、災害発生後にしばらく店頭から消えてしまったとしても、復旧したときにはまた受け入れてもらえそうです。
 
そのようなわけで、「知的資産として確立しているからこそ後回しでも」という判断もあり得ることに気づいたのは、自分ではけっこう鋭かったのではないかと思っています。

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はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……