「感動したら……」商法のマネをしてみました

相続川柳の見本が届いたときに、私が真っ先に訪ねたのは祖父の家でした。
 
20160321sample

昔は厳しい人だったようですが、私にとってはずっと優しい「おじいちゃん」です。相続川柳の「終活編」には「高齢期も前向きに過ごしてもらえたら」という思いを込めた句が多く、私の担当部分については、祖父の顔を思い浮かべながら書いています。
 
その祖父も、ここ数年はすっかり身体が弱り、昨年の秋には「そろそろ危ないかもしれない」という話を聞いていました。そのようなこともあって、完成した本を早く見せたかったのです。
 
しかし、祖父の家まで行くと、伯母から「おじいちゃんは疲れているので会えない」と伝えられました。申し訳なさそうに対応してくれた伯母に本を預け、やや気落ちしながら祖父の家を後にしたのを覚えています。
 
けっきょくその後も会えないまま、祖父は先月の初めにこの世を去りました。葬儀のときに伯母から聞いたのですが、祖父は昨年の秋から目がほとんど見えなくなっていたそうです。私に知られたら心配をかけると思って、あのときも顔を見せてくれなかったのでした。
 
祖父は伯母に言っていたそうです、「あの子は優しいから、オレの姿を見たら、目が見えないオレに本を渡したことを気にしちまうだろう。もしかしたら、本の中身を読んで聞かせてくれると言い出すかもしれない。でも、本も出して、これから忙しくなるんだろうから、そんなことに時間をつかわせるわけにはいかないよ」と。
 
そのかわり、伯母には何度も読み聞かせを頼んでいたようで、伯母からは「おかげで参っちゃったわよ」と言われてしまいました。伯母は笑顔で語っていたような気がしますが、なにぶん、私の目からは涙が大量にこぼれていたので、そのあたりは定かではありません。
 
……というのはまったくの作り話で、母方の祖父は25年くらい前に、父方に至っては60年以上前に他界している(つまり会ったことがない)のですが、この話に感動したらリンクをクリックして『相続川柳』を購入してください。

……みたいな商法には気をつけてくださいね。

にほんブログ村 士業ブログ 行政書士へ

「よくあるよね」と思ったら

ブログから本が生まれました!


「相続を気軽に学べる解説書を」ということで、八王子の行政書士・社労士の井出さん(至誠法務労務サポート代表)と一緒にコツコツと書き溜めたブログが、1冊の本になりました。
 100の題材を「相続」「遺言」「成年後見」「終活」の4章に分け、各タイトルは五七五の川柳形式にしてあります。口語調の解説文が「わかりやすい!」と評判です。

ABOUTこの記事をかいた人

はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……