10月に読んだ本の紹介:中小企業支援系の多い月か

 まだ数日残っていますが、10月に読んだ本の紹介を。

20161028reading

行政書士関連

建設業許可Q&A 第9版

 第8版を読んでから約1年、新刊が出たのでさっそく取り寄せて読んでみました。解体工事業の追加や特定建設業でなければ下請に出せない施工金額など、平成28年6月1日からの変更点などにも対応しています。
 この1年で私も少しは成長したのか、あらためて「なるほどな」と思える部分などもありました。第10版が出るころまでには、もっと成長していたいものです。

社労士関連

経理のためのマイナンバー実務がすべてわかる本

 先日、中小機構から個人番号提供の依頼が届きまして、「そういえば、そろそろ年末調整の時期だな」と。最近はマイナンバーの話題もあまり聞かなくなり、早くも知識が抜けかけておりましたので、ここで復習してみることに。
 経理業務が中心ですが、マイナンバー制度全体のことなども解説されていて、なかなかわかりやすかったです。著者は元国税調査官だそうで、「個人番号の提供を拒んでいると、所得隠しの意思ありと見られて税務署に目を付けられるかも」みたいなことが書かれてしました。そのうち、見せしめに吊し上げられる人が出てくるかもしれませんね。

認定支援機関関連

見える化でわかる限界利益と付加価値

 原価計算などが細かく解説されていて、ある程度の知識がないと読むのはつらいのではないかと感じました。ちなみに、私はちょっとつらかったです。表の読み取りにも苦労しましたね。次ページ(横書きなので右側)の図を指しているのに「上図」と書いてある部分などが複数か所あり、前に発表された原稿の焼き直しなのかなと思うなど。

引き算する勇気 ―会社を強くする逆転発想

 いわゆる「差別化集中戦略」というやつでしょうか。中小企業支援の参考書として読んでみたのですが、自分の事務所経営に関するヒントをたくさん得られた気がします。というより、これまでやってきたことに対して、深く反省いたしました。「社労士登録してよかったのか?」と、不安を覚えることもあり。

小が大を超えるマーケティングの法則

 「引き算」と同じ著者の本です。1年ほど前に読んでいるのですが、ここで再読してみました。2冊に共通する内容がけっこうありましたね。そして、最初に読んだときに書いたブログも読み直してみたところ、驚くことにほとんど同じ感想でした。つまり、そのときもヒントを得ると同時に反省していたわけです。

小規模事業者ならではのマーケティング戦略を学ぶ

2015.08.07

たった1年で利益を10倍にする 建設業のための経営改善バイブル

 粗利益を重視した経営改善の手法が紹介されています。(3冊)上で紹介した「限界利益と付加価値」には「営業利益が赤字でも貢献利益が出ているなら生産を止めるな」みたいな説明がありましたが、こちらの著者はもっと厳しい考え方のようです。まあ、製造業と建設業で異なる部分もあるのでしょうが。
 「経審の点数より利益が大事」という主張は、なるほどなと感じました。たしかに、利益率より完工高(売上高)を重視した経営というのは、経営改善のセオリーから外れていますよね。このあたりは、もっと研究していきたいところです。

社長! 「透明資産」に気づけば資金繰りが好転します。

 「透明資産」は耳慣れない言葉ですが、ようするに、知的資産経営の解説書だと思われます。私も以前から、社長の人柄や情熱などを“知的”資産と呼ぶことに対して違和感を覚えていたのですが、おそらく著者も同じ感覚だったのではないでしょうか。ただ、「透明」だと敷金など無形固定資産全般が含まれてしまうイメージなので、私は私で、今後も何か別の表現を探していこうと考えています。
 経営者向けのタイトルではありますが、どちらかというと、知的資産経営支援を行う我々が読むべき本なのではないかと感じました。

リーダーのための! ファシリテーションスキル

 以前から興味のあった分野です。これから集中して勉強してみようと考えていまして、まずは入門書的なものを読んでみました。来月も何冊か読んでみる予定です。中小企業大学校の講座にあるかもしれないので、そのうち申し込んでみようかと。

その他

マンガ経営戦略全史 確立篇

 テイラーとかメイヨーとか、試験勉強に出てきた人たちがマンガ化されていて、「ホーソン実験てこういうものだったのか」みたいなおもしろさがありました。続編(革新編)は、まだ読んでいる途中です。マンガはなるべく電車で読まないようにしているので、空き時間などに少しずつ読み進めています。文字が多いので、けっこう時間かかります。

あと20年でなくなる50の仕事

 元行政書士の大先輩から、何冊かもらった本の一部です。「以前はカセットテープを再生するのにたくさんの歯車が必要だったが、現在では音楽再生に必要な稼働部品はない」みたいな記述が印象的でした。
 人工知能の発達などによって、弁護士や税理士などでも、取扱業務によっては将来が危ぶまれているそうです。ちなみに、行政書士のことは語られていませんでした。

まとめ

 今月はマンガも含めて10冊。認定支援機関関連の本を多めに。月末に試験があったので、そのあたりも影響していたようです。

ブログから本が生まれました!


「相続を気軽に学べる解説書を」ということで、八王子の行政書士・社労士の井出さん(至誠法務労務サポート代表)と一緒にコツコツと書き溜めたブログが、1冊の本になりました。
 100の題材を「相続」「遺言」「成年後見」「終活」の4章に分け、各タイトルは五七五の川柳形式にしてあります。口語調の解説文が「わかりやすい!」と評判です。

ABOUTこの記事をかいた人

はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……