【自動車】自動車購入時における車庫証明の取り扱い

問題

車庫証明(保管場所証明書)が必要な地域で自動車を購入したときの手続きとして、順番の正しい組み合わせはどれか

ア 運輸支局等で登録(名義変更)する

イ 車庫証明の申請をする

ウ 売買契約を結ぶ

エ 車庫証明を受領する

オ 駐車場を確保する

1 ウ → ア → イ → オ → エ
2 ウ → ア → オ → イ → エ
3 ウ → イ → オ → エ → ア
4 オ → ウ → イ → エ → ア
5 オ → ウ → ア → イ → エ 
 
20161119thinkingtime

解説

 自動車の保管場所証明書、いわゆる車庫証明に関する問題です。地域によっては車庫証明が不要なところもあるのですが、東京都では檜原村と一部の島に限られています。基本的には、駐車場を確保できない人は自動車を持てない仕組みなんですね。土地に余裕がない地域で路上駐車などされたら大迷惑ですので、当然といえば当然でしょう。

 車庫証明が必要になる場面はいくつかあるのですが、今回は自動車を購入したときのパターンを説明していきます。ちなみに、新車でも中古車でもだいたい同じ流れです。

 まずは、自動車を売る人と買う人で売買契約を結びます。ようは、自動車屋さんなどから車を買うわけです。売買契約自体はコンビニでアイスを買うのと同じ考え方なのですが、自動車を公道で走らせるためには、管轄の陸運支局(車検場)などで登録をしなければなりません。
 この登録をする際に、警察署長が交付する車庫証明が必要になるのですね。そして、警察署で車庫証明を出してもらうためには、自分がその場所に車を保管する権利があることを証明しなければなりません。また、一つの駐車場で複数の車を保管するわけにはいきませんので、車台番号など、そこに止める車の情報も必要になります。
 ですから、車庫証明の申請をする前に、自宅の車庫を空けたり月極駐車場を借りるなどして保管場所を確保しておくのはもちろん、そこに駐車する車を特定しておく必要もあるわけです。つまり、購入する車を決めてからでないと、車庫証明の申請はできないんですね。ちなみに、駐車場の確保と自動車の決定は前後しても構いません。

 警察署に申請してから証明書が交付されるまでは、だいたい数日間かかります。また、申請書の提出も証明書の受領も窓口まで行く必要がありますので、平日の昼間限定で2回も「出頭」しなければならないわけです。軽自動車の場合は、車の登録をしてから保管場所を届け出ればよいので一度で済みますが、それでも窓口へ行かなければならないことには変わりありません。
 そんなこともあって、車庫証明の代理や代行が行政書士の業務となっているのですね。

解答

「オ 駐車場の確保 → イ・エ 車庫証明の申請と受領 → ア 登録」は前後することができません。したがって、4が正解です。

ポイント
自動車登録の前に車庫を確保したうえで車庫証明を取得しなければならない

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「相続を気軽に学べる解説書を」ということで、八王子の行政書士・社労士の井出さん(至誠法務労務サポート代表)と一緒にコツコツと書き溜めたブログが、1冊の本になりました。
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ABOUTこの記事をかいた人

はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……