不純な動機でひさびさに読書感想文を書いてみる

 今年度に入ってからは、その月に読んだ本を月末にまとめて紹介することにしていましたが、ひさびさに1冊の本だけで感想文を書いてみようかと。なんでも、ブログで紹介すると、著者がご自身のブログからリンクしてくださるそうな。ただし、10月末の話なので、現在でもその条件が有効なのかどうかは不明です。
 
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紹介キャンペーンに乗った理由

 Webサイトやソーシャルメディア運用のコンサルティングもされているだけあって、著者のブログには月間200万超のアクセスがあるのだとか。私のブログは月間1,300アクセスほどですので、およそ1,500倍です。フリーザ様とヤムチャくらいの差があるのではないかと……。
 とはいえ、1か月以上前の投稿からのリンクなので、直接の流入はあまりないのかもしれません。でも、それだけ有力なサイトからのバックリンクを獲得するとGoogle先生の評価も上がるらしく、まあ、書いて損はないのかなと考えまして。

 もちろん、いかに有力なサイトとはいえ、「リンクするよ」と言われただけで本を買って感想文を書くほどアクセスに餓えているわけでもなく、読んでみてそれなりに価値があると思ったからこそ、こうして紹介している次第です。
 ちなみに、この著者の前作を読んだのは今年の6月だったでしょうか、こちらはマーケティングに特化した内容で、顧客視点の大切さなどを学べてなかなか参考になりました。そのようなわけで、同業者にお薦めするとしたら、こちらの本を選びます。

今回の本について

 今回の作品は、なんとなく前作の続編みたいなものを想像して購入したのですが、マーケティングよりも「面白ネタ」を基準に編集されたもののようで、そういった意味では、正直に言ってちょっと期待外れではありました。いや、Amazonの内容紹介にもしっかり「『面白ネタ』を厳選」と書いてありますし、そもそも副題を読めばわかるはずなのですが……。先入観て恐いですね。
 もちろん、傑作選だけあって読み物としてはおもしろく、熱を出して仕事をする気になれなかった日曜日にまとめて読んでしまい、そのまま3日くらい熱が引かなかったほどでした。しかし、「この著者に求めているのは、そういうことじゃないんだよな」という思いが拭えなかったのも事実です。
 個人的には、笑えなくてもぜんぜん構わないので、マーケティングの勉強になる実戦的な本を出してくれたほうが、断然ありがたかったかなと。なにしろ、経費で買っているので、あまり面白ネタばかりだと、なんだかうしろめたくなってくるわけですよ。まあ、Kindleなので貯まっていたAmazonポイントを強制的に引かれて、それだけでまかなえたのですが。

専門外の投稿をする効果

 ただ、感想文を書いていて思い出したのですが、この著者に興味を持ったのは、あのザハ案の新国立競技場が問題になっているときに書かれた、「自分が安倍さんなら国立競技場はこうするぜ!!!」という投稿がきっかけでした。そう考えると、ブログの運営としては、たまには専門外のことを発信してみるのも効果的なのかもしれません。
 ちなみに、このブログで人気があるのは、けっこう流通しているクロスバイクを24段変速からシングルスピード化したときの投稿なのですが、これはおそらく、「この自転車にはどのパーツを組めるのか」みたいな情報を知りたい人が読んでいるからだと思われ、そこから仕事につながることはおろか、別の投稿を読んでくれる可能性すらきわめて低いのではないかと考えられます。
 こういったピンポイント情報ではあまり発展性がないわけで、たとえ専門外の投稿であっても、「この人の考え方はスゲーな」と思わせるようなものでないと、なかなか固定客はつかないのではないでしょうか。それに対して、この本には随所にマーケティング的な視点が垣間見え、そういった点では「さすがだな」と思わされるものがありました。

著者の思考を勝手に分析

 もしかすると、著者は長いことマーケティングを専門にされてきた人なので、情報を分析して「顧客はこういうことを求めている」から「こうやったら売れる」を導き出す思考の流れが習慣化されているのかもしれません。
 なので、「世の中にはこんな課題が」みたいなものを発見すると、「こうやったら解決できるかも」とか「こうやったら楽しくなるかも」なんてことを、自然と考えてしまうのではないでしょうか。だから、あれだけ話題も幅広くなっているのではないかと。まあ、会ったことない人なので、まったくもって外れている可能性も高いですが。

著者に向けての読書感想文

 とにかく、本を書いて世の中に出したからには、読んだ人から感想を聞いてみたくなるのが人情なのではないでしょうか。私も自分の出した本の感想があったら、なるべく目を通しておきたいですもの。もっとも、『相続川柳』に対するAmazonのレビューは、5件だけしかいただけておりませんけれども。

『相続川柳』で遺言・相続を気軽に学んでもらえれば

2015.12.04
 それはともかく、ただ単に「面白かった」というだけでなく、「こういうことが言いたかったんですよね?」とか「ここを書くのに苦労しましたでしょ?」とか伝えられると、「この人、わかってる!」と著者に感激してもらえるのではないかと想像されるわけです。

 今回はそういう感想文が書きたかったんですけどね、ホントに……。

【2016.12.09 追記】
リンクしていただきました。ありがたいです。

ブログから本が生まれました!


「相続を気軽に学べる解説書を」ということで、八王子の行政書士・社労士の井出さん(至誠法務労務サポート代表)と一緒にコツコツと書き溜めたブログが、1冊の本になりました。
 100の題材を「相続」「遺言」「成年後見」「終活」の4章に分け、各タイトルは五七五の川柳形式にしてあります。口語調の解説文が「わかりやすい!」と評判です。

ABOUTこの記事をかいた人

はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……