12月に読んだ本の紹介:専門的な本は少なめ

 12月に読んだ本の紹介です。専門的な解説書というよりも、読み物として楽しめるような本が多かったような気がします。
 

老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい小さな会社の生きる道。


 小規模ものづくり企業のブランディングについて書かれた本でしょうか。題名からもわかるとおり、著者も老舗を経営されているようです。ブランディングの手法やコンサルタントの関わり方など、いろいろ参考になりました。
 ものづくりの業界では、せっかく高い技術力を持っているのに、その伝え方が悪くて損をしている業者が多いようです。行政書士も発信力勝負みたいなところがあるので、そのへんは私にとっても課題かなと感じました。もっとも、その前に技術力を磨かないといけないのですが。

中小企業が生き残る法: 利益は5%残せ!


 税理士さんの書いた本です。初心者にもわかりやすい本を目指しているようでしたが、途中からそこそこ難しくなっていた気がします。
 税引前利益5%を目指すべき、ということで、法人税を支払うのが前提になってきます。融資を考えるのであれば、やはり日ごろからある程度の利益を出しておく必要ありますので、「とにかく節税」というのは、今どきは流行らないのかなと感じました。赤字決算が続いていると、補助金の申請も難しくなるでしょうし。

起業バカ  ~起業して初めて分かった「天国と地獄」


 脱サラ起業して失敗した元経営者による本です。ある程度の事業を立ち上げると「危ない」人が集まってくるようです。なんか闇資金みたいな話もあって、決算書を加工して銀行と交渉する人たちなども登場します。それだけの知識があれば真っ当に稼げそうな気がしないでもないのですが、やはり裏稼業のほうが儲かるのでしょうか。
 Kindleの読み放題に入っていたのですが、紙版は2005年に出版されたようです。当時はユニクロも停滞期だったようで、「􏱪􏱪絶頂期に4200億円あった売上が2年後の2003年には3018億円に激減」という記述がありました。調べてみたら直近の売上高は1兆7864億円とのこと。世の中、いろいろありますね。

起業バカ2  ~やってみたら地獄だった!


 続けて読んでみました。やはり苦労した経営者の話が中心です。「リストラされて再就職できないから起業」という人などもいるようで、傍から見ると「そりゃあ無理でしょ」としか言えない状況でも、本人は「俺はなんとかなるはず」と思ってしまうのかもしれません。
 ……自分のことを思い出しますね。「3年間収入なし」みたいな話も出てきましたし。そもそも、「就職できないから独立」という展開が無理筋だったのかなと。危ない人たちにだまされなかっただけ良しとしましょう。

着任ワークショップ


 新任のリーダーが組織に溶け込むために、ワークショップを開くとよいそうです。『ふぞろいの林檎たち』で後輩の会社に転職した慎吾ちゃんも、ワークショップを開いてもらえばよかったのかもしれません……。

入門 考える技術・書く技術【スライド編】


 新幹線に乗る前に手持ちの本を読み切ってしまったので、大宮駅で購入してみました。理論的な説明資料を作成するコツが解説されています。どうやら入門編があって、それを読んでいるのが前提だったようですが、それでもいろいろと参考になる部分がありました。
 論理的思考の分野も、いずれじっくり勉強してみたいところです。

マンガ経営戦略全史 確立篇


 革新篇を読み終えてから2か月ほど、ようやく読み終わりました。最近の経営理論なども紹介されていて、なかなか興味深かったです。マンガがわかりやすくて良かったですね。文字だけだったら読み切れなかったかもしれません。

まとめ

 今月は7冊でした。Kindleの読み放題は当たり外れが大きいですね。まあ、紙の本でも外れることはあるので、無料なら金銭的な被害はなくてよいかなと。

ブログから本が生まれました!


「相続を気軽に学べる解説書を」ということで、八王子の行政書士・社労士の井出さん(至誠法務労務サポート代表)と一緒にコツコツと書き溜めたブログが、1冊の本になりました。
 100の題材を「相続」「遺言」「成年後見」「終活」の4章に分け、各タイトルは五七五の川柳形式にしてあります。口語調の解説文が「わかりやすい!」と評判です。

ABOUTこの記事をかいた人

はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……