4月に読んだ本の紹介:個人情報保護法改正など

 4月に読んだ本の紹介です。5月30日に(新)個人情報保護法が施行されるので、駆け込みで関連する本を何冊か読んでみました。いちおう、「社労士関連」に入れています。
 

行政書士関連

ビジネスパーソンのための契約の教科書

 著作権で有名な弁護士さんが書いた本です。そんなわけで、前半は著作権契約の話が中心でした。よくある「契約とは」みたいな内容は半分くらいでしょうか。5年くらい前に私がブログで連載していた「契約の基礎」と似ている部分がけっこうあったような気がします。そして、この本のほうが先に出ていたことを知って焦っているのはここだけの話です。
 著作権に興味があって契約の基礎を学びたい人にはうってつけの本ですが、タイトルにそそられて買った人は、ちょっと違和感を覚えてしまうかもしれません。

現場で役立つ! ハンコ・契約書・印紙のトリセツ

 こちらは企業の法務部出身の人が書いているようです。大学の法学部を出て大手企業の法務部を経験されているようですので、法律的なことに関しては、私などとは比べものにならないほどの知識があるのではないでしょうか。収入印紙の解説もそこそこあって、なかなか参考になりました。
 ただ、大きな企業としか付き合ったことがないのか、現場の感覚からすると引っかかる記述もいくつかありました。「印鑑証明を付けない会社代表印は意味がない」みたいな説明でしたが、許認可は印鑑証明なしで通る場面が多いですよね。あと、「印章管理規程のない会社はほとんどない」みたいな話も、小規模事業者の現実とは違うような気がしますし。
 とりあえず「トリセツ」という言葉が嫌いです。

電子出版時代の著作権入門 出版契約に必要な実務知識のエッセンス

 Kindleの読み放題で。出版社出身の弁護士さんによる講演を、文字に起こしたものみたいです。本としては短いものでしたが、なかなか参考になりました。

社労士関連

実戦演習・ブラック企業へのツッコミ方

 こちらも読み放題で。役所の待ち時間にさらっと読んでみました。いわゆるブラック企業を退職した後に、あっせんや労働審判を行った筆者による体験記です。未払賃金の請求だったでしょうか。細かい部分は忘れてしまいましたが、つまらなくはなかったかと。

これ1冊でできるわかる 小さな会社の新個人情報保護法 やるべきこと、気をつけること

 様式がたくさん載っていて参考になります。ただ、小規模事業者にすべて必要かというと、そうでもないような気がしました。著者はPマークなんかを専門にしている方みたいで、そのあたりの基準で考えているのではないでしょうか。それなりの規模の事業者さんにお薦めかと。
 それにしても、タイトルが長すぎですね。

小さな会社・お店の新・個人情報保護法とマイナンバーの実務

 こちらは本当に小規模向けで、ダウンロードできる様式も最低限のものとなっています。「そもそも個人情報とは?」みたいな解説も丁寧で、なかなか勉強になりました。自分の事務所の対策にも活用できそうです。

どうなる どうする 個人情報保護がよくわかる <改訂2版>

 これもKindleの読み放題。ハイライトできないこともあって、流し読みでした。(新)個人情報保護法については、前述の「小さな会社・お店」だけでよかったかなと。

その他

中小企業診断士 最速合格のための スピード問題集(7)中小企業経営・中小企業政策 2017年度

 ぼちぼち勉強を始めています。この分野だけは年度によって数値なども変わるので、過去問だけでなく最新版の問題集も買ってみました。融資制度の知識などは実践でも役に立ちますので、ある程度は押さえておきたいところです。

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

 ファシリテーション研究の一環で。先生向けの本みたいです。生徒の成長を重視した方法のようですが、企業の研修などにも活用できるかもしれません。そのうち、支部の集まりかなんかで実験してみようかなと目論んでいます。

まとめ

 短いものも含めて9冊でした。そろそろ試験勉強に重点を移していこうかなと考えております。

ブログから本が生まれました!


「相続を気軽に学べる解説書を」ということで、八王子の行政書士・社労士の井出さん(至誠法務労務サポート代表)と一緒にコツコツと書き溜めたブログが、1冊の本になりました。
 100の題材を「相続」「遺言」「成年後見」「終活」の4章に分け、各タイトルは五七五の川柳形式にしてあります。口語調の解説文が「わかりやすい!」と評判です。

ABOUTこの記事をかいた人

はちおうじ総務相談所の長岡です。

GONZOを名乗りながらも、当たり障りのない記事を書いています。
中小企業の経営に役立つ情報を発信していきたいと思っているのですが……