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2012/09/27 契約の基礎11

10 契約書を作成する目的

 

11 契約書の形式
 
契約自由の原則により、契約書の形式は当事者同士で自由に決めることができます。現在はA4用紙に横書きで印字されたものが多いようですが、用紙の大きさや文字の方向が違っていたからといって、効果に違いが出てくるようなことはありません。
 
また、すべて手書きのものであっても、はっきりと判別できる文字で書かれていれば有効なものとして認められます。ただし、摩擦熱で消せるペンや鉛筆で書かれているような契約書ですと、いざというときに証拠としての役割を果たしてくれない可能性があります。
 
途中で訂正することや、同じ書類を当事者の人数分作ることなどを考えると、手書きではなくパソコンで作成したほうが効率的でしょう。ただし、いわゆる「署名欄」だけは、本人の自署というのが一般的です。
 
法律には、「署名もしくは記名捺印」という言い回しがよく出てきます。つまり、本人が手書きで氏名を書いたものと、印字された氏名の近くにハンコを押したものが、同じように扱われるということです。
 
しかし、実務においては、本人が氏名を手書きして、さらにハンコも押すのが当然のこととされています。そのため、署名だけでハンコのない契約書は、裁判の場においても、本人の意思表示として認められないことがあるようです。
 
印鑑については、指定がなければ実印でも認印でも構わないのですが、やはり証拠としては実印のほうが強力です。また、シャチハタに代表される浸透印は、簡単に同じものを用意できるうえに印影が不安定(矛盾していますが)なので、契約書に押されることはまずありません。
 
ちなみに、契約書に不備があったからといって契約自体が無効になるとは限らないので、その点には注意してください。
 
12 契約書の内容

 

 

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